ボールトが指揮したブラームスは、EMIへの交響曲全集が、孤高の極みとも言うべき秀逸なものとして、夙に知られていますが、今日は


ブラームス 交響曲第4番

ボールト&BBC響

1975年8月のプロムスのライブ。


プロムスなので、ロイヤル・アルバート・ホールでの録音。

言うまでもなく、音響には期待できません。
おまけに、ステレオ録音ながら、BBCの録音がダメ過ぎて、音像はぼやけていて、およそ1975年の録音とは思えません。

というわけで、86歳になろうかという時の老匠ボールトのブラームスを聴きたい方向けのもので、そうではなければ、EMIへの録音の方をお勧めします。


ただ、演奏内容は悪くないです。

やはり一番気に入ったのは、第4楽章のパッサカリアですね。

各変奏の描き分けかたが、シューリヒトなんかと同じく、実に巧みです。

特に最後の253小節のピウ・アレグロからの堂々たる音楽は、お見事。


もう少し録音が良くて、楽器の分離が明快なら、管楽器の美しさも出ただろうにと、その点が悔やまれます。