今日は


ベートーヴェン 交響曲全集

クレンペラー&フィルハーモニア管


あまりに有名な1960年のウィーン祝祭週間でのベートーヴェン・ツィクルスのライブ録音。

もう何度も各社から発売されてきましたが、こちらのAltus盤は昨年末に発売され、これまでの中でも最も音質のいいものとの触れ込みでした。

ただ、このレーベルは発売時にはたいてい音源を表記しているのですが、今回のこのCDについてはそのクレジットが無し。

案の定、商品が届いてみると「ORF」(オーストリア放送協会)の表記が無いので、ということはマスターからの復刻ではないようです。


事情を知ろうと、普段はあまり読まない解説を読んでみると、山崎浩太郎氏が解説を書いてました。


実は、私は氏の文章をあまり信用してません。


どうも、氏の書いたものの文面を見ると、音楽の中身の解説になると、楽譜をお読みにならない(なれない?)のか、その辺りの解説が極めて粗雑というか、感想文レベル(氏のファンの方いらしたら、ゴメンナサイ)。

まぁ、しかしそれは既に多くの人に知られてることなので、私が今さら指摘するまでもないことですが、今回のは違う次元でかなり悪質。


その問題箇所をそのまま引用しますね:


「このライヴ録音のこと

今回の音源がどのようなものなのか、私は知らない。サンプルも聴かせてもらってないので、どんな音質なのかもまるで知らない。」



………



聴いてないの!?



それで、解説文が書けてしまうんだ。


というか、それで原稿料をもらっているのだとすれば、物書きとしての職業的な倫理が完全に欠落してると言わざるを得ない。


よく、コンサート評を書いてる人で、「あれっ、あの人、あのコンサートには来てなかったよな?」という笑えない笑い話はよく聞きますが、当の本人がはっきりと聴いてないと書いてしまうセンスってw


ある意味、図太い神経の持ち主と言わざるを得ません。


ともかく、そのCDも聴いてない人間の書いた解説文を載せるくらいなら、そんな解説文要らないので、その分値段を下げて欲しい(^^)




なお、収録されているクレンペラーの演奏には瑕疵はありません。

もはや、こんなゴツいベートーヴェンを聴かせてくれる指揮者は、この世にはいないと思わせるベートーヴェンです。

第九では、早逝するヴンダーリヒのテノールも聴けますし♪


音源に関しては、個人的にはCD初期にイタリアのチェトラから発売されたCDのコピーなのでは?とにらんでます。

後発のレーベルの劣悪な音質よりはマシという感じですが、これはいかんせんORFの正規音源からの復刻を期待せざるを得ません。