11日の日曜日に、福岡の春日市で行われた泉真由さんのフルート・コンサートにお邪魔しました。
曲目は:
ドビュッシー 「亜麻色の髪の乙女」
ビゼー 「アルルの女」よりメヌエット
イベール 間奏曲
バッハ(グノー編) 「アヴェ・マリア」
ゴーベール 幻想曲
アンドレ 「ナルテックス」
七つの子
この道
花は咲く
ドップラー ハンガリー田園幻想曲
サン=サーンス 「白鳥」(アンコール)
ハープは上村育代さん。
興味深かったのは、アンドレの「ナルテックス」。
教会の入り口とか拝廊とかという意味で、聖書などからテーマを得ているとのこと。
私も曲の存在は知ってました(確か楽譜はアメル社から出版されてましたかしら)。
両方の楽器の特殊奏法がいろいろ出てくる作品ということで、やはりとても楽しめました(楽器には負担は大きいのでしょうが…)。
現代音楽の割りには、個人的には聴きやすい音楽でした。
私は、どこかこの作品に仄かにバルトークの匂いを感じたのですが、作曲者&演奏家の方、間違ってますでしょうか?(笑)
イベールの間奏曲は、フランス物が苦手な私が(苦笑)、珍しくも好きな作品。
(フランスから見たときの)異国情緒溢れる作品ですよね。
泉さんのフルートは、しっかりと芯のある音色で、激しく動くパッセージを思いっきり堪能させてくれました。
ゴーベールのこの作品は、初めて聴きました(他の作品は聴いたことがありますが)。
なにか、現実と虚の世界との間を往き来しているような気分にさせてくれる作品でした。
私はフルートに関する知識が無いので、はっきりとは言えないんですが、ゴーベールのような名手が作った作品ですから、聴き手の耳に聴こえてくる以上に、演奏家の方には高い技術水準が求められるのでしょうね。
フィナーレを飾るのは、ドップラーの代表作。
ドップラーの代表作であるばかりでなく、古今のフルートの為の作品の中でも、屈指の名曲かと思います。
伴奏はいろいろなバージョンがあるようで、私自身も生でいくつかのバージョンで聴いたことがありましたが、ハープの伴奏は今回が初めてでした。
やはり、ドイツやフランスの音楽とは異なり、「田園」と付いていても、一般に西洋音楽で描かれる「田園」の雰囲気とは違う、マジャールの独特の文化を背景としたエキゾチックな曲ですよね。
間の取り方とか、それらしく聴こえるのには、大変なデリカシーが要るのでしょうが、泉さんのフルートは実に堂に入ったもので、素晴らしかったです。
あっという間の1時間でした

それにしても、フルートというのは、繊細な表現にとても向いた楽器と思ってましたが、こうしてソロで聴くと、実に力強い音が出るのだなぁと(もちろん奏者の腕もありますが)、改めて実感した次第←「いまさら何を眠たいこと言ってるんだ!」とお叱りを受けそうですが(^^)
泉さんとは、ブログ上ではありますが、私がアメブロに移ってきた頃からお世話になってますので、もうかなりの時間が経ちます。
ただ、私が福岡の片田舎に住み、しかもこの5年ほど上京すらしていないので、今まで実演に接する機会はありませんでした(これは他のアメブロでお世話になっている皆さまにも言えることで、本当に申し訳ありません)。
泉さんの演奏は、泉さんがN響に出演される折りに、N響アワーやFMの放送で拝聴したことはありましたが、生はこれまでありませんでした。
それがどういうわけか、今年に入り立て続けに生演奏を拝聴する機会を得ました。
1月のN響の福岡公演(ブルックナーの第9番)と、そして今回と。
東京からはるばる福岡まで来ていただき、演奏を拝聴出来て、本当に幸せな時間でした☆
本当に素晴らしい時間をありがとうございました。