過日、久しぶりにブルックナーの第5交響曲を聴こうと思い、どのディスクを引っ張り出そうかと思案しました。
ライブでの自在性を存分に発揮したシューリヒト&ウィーン・フィル盤と、死の前年の1986年のヨッフム&コンセルトヘボウ管のライブが、個人的にはベスト盤なんですが←「ベスト」なのに、2つあるのかというツッコミはお断りです

結局、随分とご無沙汰していたコンヴィチュニー&ゲヴァントハウス管の録音を引っ張り出しました
1961年の録音ですから、コンヴィチュニーの死の前年の録音。
彼のブルックナーは他に第2,4,7,8,9番の録音がありますね。
この第5番は、恐らく東ドイツということもありハース版かと思いますが、この曲に関しては、ハースもノヴァークもほぼ差が無いので、問題ないでしょう。
80分を超え、各楽章とも平均してややスローなテンポの設定となっています。
この人のこの曲の解釈は、足し算・引き算のないもので、昔からこの曲の隠れ名盤の一つですね。
ただ、なぜか廃盤になってる時期が長いので、その点が不遇です。
金管の鳴らせ方はどちらかというと抑制していて(もちろんマイクのセッティングもあろうかとは思いますが)、耳には優しく感じます。
第4楽章では、この楽章自体の主題の他、それまでの3つの楽章が複雑に絡み合って登場してきますが、その捌き方もさすがに見事で、レファレンスとしても有益です♪
なお現在は、いつの間にか復活したScribendumレーベルから、リマスタリングされたものが発売されており、こちらはステレオの分離もさることながら、これまでのくすんだ感じの音色が、かなり明るくなっています。
果たして、どちらがより本物に近いのか、あるいは好みは分かれるところだと思いますが、現在はこの盤でしかこの録音は聴けないので、まだの方は是非(^-^)
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