と言っても、さすがにこの暑い中、全曲という訳にもいかないので、抜粋盤を(^-^;)

元帥夫人…レジーヌ・クレスパン
オクタヴィアン…エリーザベト・ゼーダーシュトレーム
ゾフィー…ヒルデ・ギューデン
ファーニナル…ハインツ・ホレチェク

シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ&ウィーン・フィル

1964年のデッカ録音。


随分とひさしぶりの復刻盤ではないかしら?


収録されているのは、第1幕の冒頭、第1幕最後の元帥夫人のモノローグ、第2幕の銀のばらの献呈のシーン、第3幕の美し過ぎる幕尻。


フランス人、スウェーデン人、オーストリア人と多国籍の歌手陣に加え、スイス人指揮者で、本場のオーケストラ。

なんとも不思議な組み合わせです(^^)


スイス人指揮者として初めてバイロイトに出演していたヴァルヴィーゾも、調べてみたら2006年に亡くなってたんですね…



なお、各々の実際のウィーン国立歌劇場での出演記録を見てみると…

・クレスパン…元帥夫人を1962年にたった1回。

・ゼーダーシュトレーム…オクタヴィアンをこの録音の1週間後にやはり1回だけ、しかもこれが彼女の最初で最後のウィーン国立歌劇場での出演。

・ギューデン…ゾフィー役はもう彼女の十八番中の十八番で、計57回歌ってます。但し最後に歌ったのは、この録音の2年前の1962年。

・ホレチェク…この役での出演はなく、元帥夫人の執事役での経験あり。

・ヴァルヴィーゾ…彼のウィーン国立歌劇場デビューはこの録音の翌年の1965年で(デビュー作は「ドン・カルロ」)、1967年から1991年までの間に24回、この作品を振ってます。


という具合に、当時の実際のウィーン国立歌劇場での経験とはあまり関係なく、レコード会社の契約関係で組まれたアンサンブルと言えるかも知れません。


クレスパンのドイツ語は、バイロイトでもしばしば歌っていただけあり、完璧とはいかないまでも、なかなかのものです。

ギューデンはまだまだゾフィーを歌っても大丈夫だったのでは?と思わせてくれます。


そして圧巻はやっぱり第3幕最後の三重唱の二重唱の美しいこと☆

オケもよく書けてるし、こんなに美しい音楽がまだ20世紀にも書くことができたんだと、この音楽を聴くといつも思います。
(もちろんシュトラウスの腕があってこその話ですが)


ウィーン国立歌劇場でも、この作品がかかったら必ず通ってましたが、やはりどんなにドレスデンやミュンヘンの歌劇場のオケが優れていても、この作品だけはウィーンに限るなぁと思います。

それほどまでに、やっぱりウィーン・フィルが美しいのです♪


同じシュトラウスの作品でも、この酷暑のなか「エレクトラ」なんかはとてもではないですが聴く気になりませんが、この曲だけは聴けます(^-^)





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