今日は

ラフマニノフ 「パガニーニの主題による狂詩曲」

チェルカスキー(Pf)
ケンペ&ミュンヘン・フィル


1972年1月のミュンヘンでのライブ。


何が珍しいって、この組合わせもだし、ケンペのラフマニノフも!


チェルカスキーは確かセッション録音も含めて他に2種類くらい録音があったはずだし、何よりラフマニノフを得意にしたピアニストだなら、そう珍しい訳ではないけど、ケンペのこの曲の録音は他になかったはずだし、そもそもケンペのラフマニノフなんて、あったかしら?


さらに、演奏にも度肝を抜かされます。

冒頭の主題の提示からして、「本番で練習をしてるの?」というくらいのスローテンポにずっこけてしまいます。

普通の演奏の半分とは言わないまでも、相当に遅い。
全曲で25分を要してます。

ちなみに、アール・ワイルドは20分ほどで弾いてます(まぁ、この人の場合はバリバリ弾く芸風だから、ことさら速いですが)。


ただ、全体が遅い訳でなく、速いテンポが指示された変奏が遅く弾かれてるため、元々遅いテンポを指定された変奏との差が相対的に縮まってます。


だから、この曲の最も美しい第18変奏(アンダンテ・カンタービレ)も、不思議なことにあまりアンダンテに感じません(笑)



非常に(非情なまでに)この美しく甘美な曲を、非常に(非情なまでに)客観視した演奏と言えるでしょう。



私もこの曲が好きで、実は昔ちょこっと練習してみましたが、第4変奏辺りで早々に断念しました(^_^;)


やっぱり、私レベルでは、この曲は聴くに限ります(笑)




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