カラヤンのブルックナー


ブルックナー 交響曲第6番

カラヤン&ベルリン・フィル

1979年の録音。


カラヤンのブルックナーの交響曲全集は、ブルヲタの間ではあまり評判がよろしくないですが、良くも悪くもカラヤン美学とも言える響きの際立つ独特のブルックナーに仕上がってます。


第1楽章冒頭の弦の刻みからして、もう独特のブルックナー。

確かにスコアにはppと指示がありますが、カラヤンの場合は、ミュートを付けたかのような、ほとんど聴こえないくらい掠れた音を出させてます。


そして何と言っても金管のメタリックな響き。

ウィーン・フィルのホルンに代表されるような温かみはなく、どこまでも冷やかな、ピカピカに磨き上げられた光沢を持った響き。


フルトヴェングラーの後任として、その響きを直ちに絶滅させるのではなく、団員の交替等もふくめて20年近くかけて作り上げてきたカラヤンのベルリン・フィルの響きの極みです♪


ちなみに、カラヤンの同曲の録音はこれのみで、実演でも取り上げていないようです。


もっとも、彼がブルックナーに冷淡だった訳ではなく、例えば第8番などは、若き彼がベルリン国立歌劇場に登場する以前のアーヘン歌劇場の音楽総監督時代から取り上げていますし、何よりこの曲の史上初のステレオ録音は、カラヤン&ベルリン国立歌劇場管によるものです(1944年)。


なにはともあれ、カラヤンの思いの詰まった独特のブルックナー、もっと聴かれてもいいのでは?と思います(^^)




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