そう仰る方をよくお見かけしますが…
まぁ、後期ロマン派以降の作曲家じゃあるまいし、スコアを見ても、デュナーミクの指示は最低限だし、自筆の総譜やパート譜、初版譜でも細かい点でスラーやスタッカートに異同があり、つまるところハイドンの交響曲は、指揮者の巧拙にかかってると思います。
その点、この方のハイドンは楽しい
オイゲン・ヨッフム翁この人には、商業録音としては有名なDGへの録音(ロンドン・フィル、 それより古いベルリン・フィルやバイエルン放送響とのもの)と、ドイツ・シャルプラッテンへの録音(ドレスデン国立歌劇場管)がありますが、このロンドン・フィルとのライブも秀逸(1973年)


交響曲第100番
いわゆる軍隊交響曲。
ヨッフムの配慮は細かい。
例えば、第3楽章23-24小節のObの装飾音はこれ以上ないくらいチャーミングに吹かせてます。
また第4楽章の最後の265小節以降のf-fz-p-fというデュナーミクの変化の付け方が、抜群に巧い


終演後のやんやの喝采も納得

カップリングの「時計」ともども素晴らしい出来です。
なお余白のヒンデミットの「ヴェーバーの主題による交響的変容」は、大噴火した時のヨッフム爺さんを堪能できます
