今日はこの方の業績
ミヒャエル・ラウハイゼン(1889-1984)20世紀前半を代表する名伴奏者で、ヒストリカルのリートを聴かれる方にはお馴染み。
他方、この人は第三帝国時代には、ベルリンの帝国放送の室内楽・声楽部門の責任者の地位にありました。
その地位を利用して彼が企てた計画が…
ヨーロッパの歌曲を全て録音する

という途方もないもの。
しかし彼は本気で、ベートーヴェン、 シューベルト、 リスト、 シューマン、 ニコライ、 マルシュナー、 コルネリウス、 レーヴェ、 ブラームス、 プフィッツナー、 シュトラウス、 ヴォルフの歌曲を軒並み録音しました(伴奏は全てラウハイゼン本人
)。その成果が
この66枚組のCD残念ながら完成前に第三帝国が崩壊し計画が頓挫したため、モーツァルトの歌曲があまり録音されてませんし、ユダヤ系のメンデルスゾーンなどは除外されてます(戦後の録音で補われてますが)。
国の力を背景にした為、動員された歌手もアンダース、 ベルガー、 ベーメ、 デルモータ、 ドムグラフ=ファスベンダー、 グラインドル、 ヘンゲン、 ホッター、 クローゼ、 レムニッツ、 ルートヴィヒ、 ミュラー、 パツァーク、 ロスヴェンゲ、 シュルスヌス、 シェフラー、 シュヴァルツコップetc.という超豪華版

収録曲は1000を優に超すので、じっくり聴きたいCDです
