今日はシューリヒトがウィーン・フィルと共にEMIに遺したブルックナーを聴きました。
そのうち第8番は最近聴いたばかりなので、残りの2曲を


ブルックナー 交響曲第9番
シューリヒト&ウィーン・フィル
ブルックナーの分厚いffでも、響きが暴力的にならないのが、このオケの素晴らしいところ。
そしてやっぱりこの曲は3楽章のままで「完成」していると思う。
補筆してどうにか全4楽章にする学者や、それに基づいた録音もあるけれど、あの至高の第3楽章の後に、一体どんな音楽が可能だろう?
そう思わせてくれる演奏です。
1961年の録音。

ブルックナー 交響曲第3番
シューリヒト&ウィーン・フィル
クナッパーツブッシュの規格外の演奏を除いて、この曲の最高の演奏だと思います。
管の美しさはやはりいつものように傑出してます。
クナッパーツブッシュがパワーと圧力でこの曲を表現したとすれば、シューリヒトは言わば「柔よく剛を制す」という感じ。
1965年12月の録音ですから、巨匠85歳の時の録音

ウィーン・フィルとはこれが最後の顔合わせで、翌1966年にチューリヒ・バロック・アンザンブルとブランデンブルク協奏曲を録音したのが、彼の最後の音楽活動となり、1967年に亡くなりました。