だらだらと続けてきたこのシリーズもいよいよ最後。
私はピアノ以外の楽器の独奏曲はあまり聴きません。
嫌いという訳ではなく、ピアノしか習ったことがないので、どうしても親しみというか慣れの度合いが他の楽器と違うんですよね

で、今日はCD6


・ヴァイオリン・ソナタ「春」(1952)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)
・ヴァイオリン・ソナタ「クロイツェル・ソナタ」(1935)
ゲオルク・クーレンカンプ(Vn)
ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)
・リート集(1932-1939)
ハインリヒ・シュルスヌス(Br)
戦前と戦後の独墺圏をそれぞれ代表する2人のヴァイオリニストに、DGの看板ピアニスト・ケンプが伴奏を付けたもの。
ウィーン・フィルのコンマス出身のシュナイダーハンは、夫人がウィーン国立歌劇場の名ソプラノ・ゼーフリートとまさにThe・ウィーンという人。
いい意味で箱庭的な品のいいソロで、ケンプの寄り添い方がまた素敵

「クロイツェル」のクーレンカンプもスケール感で勝負するタイプではないヴァイオリニストで、どちらかというと神経質なスタイル。
第1楽章も、むやみに激情に走ってがなり立てるような演奏ではなく、好感が持てます

余白は戦前のドイツリート界の第一人者だったシュルスヌスの歌唱。
もはや現在では死滅した歌唱スタイルが、懐かしさを覚えさせます
