彼の交響曲の特徴の1つに、シンメトリーが挙げられますね。


例えば、第2番はスケルツォの第3楽章を挟み第2楽章と第4楽章が緩徐楽章、両端の第1楽章と第5楽章が長大な楽章となってます。

第7番や、「花の章」があって全5楽章だった頃の第1番もそう。


第9番は、楽章の数こそ4つですが、第2楽章と第3楽章が動的な楽章、両端の第1楽章と第4楽章が長大な緩徐楽章と、やはりシンメトリーになってます。

第1楽章と第4楽章は、調が半音ずれるという変わった関係ですが、第2楽章と第3楽章はC-durとa-mollという平行調の関係で作られてます。



さらに実は第2楽章と第3楽章は、隠されたシンメトリーがあります。

それは第2楽章の冒頭と第3楽章の最後です。

具体的に言うと、第2楽章の冒頭はアウフタクトで始まり、FgとVaがC-D-E-Fと8分音符で上昇します。

対して第3楽章の最後、661小節から664小節では、PkがF-A、E-A、D-A、C-Aと叩きます。
この楽章の主和音の根音であるA音を除いて音を拾うと、今度はF-E-D-Cという下降音型が現れ、第2楽章と第3楽章を1つの巨大な楽章と見なすと、両端で見事なシンメトリーが出来上がってますビックリマーク


だからこそ、Pkの音程は非常に重要なのですが、残念なことにそれが甘い演奏が多いんですしょぼん