一昨日は私の口の悪さを晒しましたが

クラシックの世界で口が悪いと言えば…
オットー・クレンペラーエピソードの王様と言われる彼。

戦後すぐのハンガリー国立歌劇場の音楽総監督時代。
「マイスタージンガー」の上演中、二十歳そこそこのコンミスがウトウト

爺さんが一喝:
「ワーグナーはガキの音楽じゃねぇんだ。とっとと失せろ
」寝る方も寝る方だけど、言い方ってものがあるだろうと思うけど(苦笑)

フィッシャー=ディースカウが指揮者としてデビューすることとなり、クレンペラーのもとを訪れ招待すると、爺さんが一言:
「今晩は無理だ。ショルティが歌う『冬の旅』を聴きに行くのでね」
餅は餅屋ということでしょうか?(笑)
まぁ、ショルティが美声の持ち主だったら、弾きながら歌ってたかも。
なにしろピアニストとしても一流だったし。

しかし彼がギャフンと言わされることも…
晩年に可愛がっていた孫ほど歳の差のあるバレンボイムに、自作の楽譜を見せたクレンペラー。
「気に入ってくれたかね?」
するとバレンボイムは…
「ノー。 ドクトル」
バレンボイムが去って、爺さんがポツリ:
「私はヤツが好きだ。素直でいい。ただ音楽に対する判断力がまるでない
」