今日は…

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4&5番
ヴィルヘルム・バックハウス(Pf)
クレメンス・クラウス指揮
ウィーン・フィル
第4番が1951年、第5番が1953年の録音

バックハウスは同じデッカにシュミット=イッセルシュテットの指揮でも録音し、そちらの方が一般的には有名かも。

指揮のクラウスは、ご存知の通り、ウィーン・フィル史上最後の常任指揮者で、国立歌劇場の音楽総監督も務めたウィーンっ子。
クラウスと師にして盟友のR.シュトラウスクラウスと言えば、録音のせいで、我が国ではウィンナ・ワルツを振る優雅な指揮者というイメージですが、それは大いなる誤解。
バリバリのオペラ指揮者で、しかも数々の現代物を取り上げ過ぎたため、ウィーン国立歌劇場から離任するきっかけになった程。
第5番の方は、指揮がやや先走り、バックハウスと合っていない所も聴かれますが、彼の合わせ物の録音は少なく、この早すぎる晩年の録音は貴重な遺産です。
1930年のザルツブルク音楽祭での「フィガロの結婚」のキャスト。右から3番目がクラウス。中央の伯爵夫人に扮する女性歌手が、クラウスの夫人のヴィオリカ・ウルズレアク。