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プフィッツナー「ドイツ精神について」op.28
生前のプフィッツナーはR.シュトラウスと並ぶドイツ楽界の二大巨頭でしたが、死後はほとんど忘れ去られてます。
当初はナチと折り合いをつけていた彼ですが、その頑固な性格にはヒトラーですら手を焼き、やがて疎まれ、大戦中は事実上の引退に追い込まれました。
さらに空襲で全てを失い、難民キャンプに。
戦後は老人ホームに入り、しかも戦犯容疑すらかけられました(無罪にはなりましたが)。
そしてウィーン・フィルが援助を申し出て間もなくして死去(1949)
そんな彼のこんなタイトルな曲ですから、さぞやきな臭いかと思いきや、このカンタータはアイヒェンドルフのテキストによる実に詩的な内容。
ナチが好むような"Volk"とか"Rasse"等とは無縁の心象世界が展開されてます。
聴いたCDは

アグネス・ギーベル(S)
ヘルタ・テッパー(A)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
オットー・ヴィーナー(Bs)
アントン・ノヴァコフスキ(Org)
バイエルン放送交響楽団・合唱団
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)
若き日にコレペティとしてプフィッツナー自身の指揮で彼の「パレストリーナ」の上演に参加したことがあるカイルベルト指揮による、この作品の決定盤

ギーベルを除く独唱陣は、当時のミュンヘンの国立歌劇場の主力歌手でした。