私、大学に入るまで、一応ピアノを習ってました。
元々は音楽の道に進みたかったのですが、周囲からその困難さを諭され断念し、以後は趣味に徹しました。
ピアノの先生もできた人で、クラシック好きの私を理解してくれ、私の好きな作曲家の曲を自由にチョイスさせてくれました。
逆に私が苦手にしたドビュッシー、リスト、ショパンはスルーしてくれました(ショパンはワルツはやった記憶あり)
ずいぶん甘い先生のように聞こえるかもしれませんが、ピアノを生業にするのではなく趣味にしたい人に、わざわざ苦手な作曲家を無理に弾かせて苦痛を感じさせるべきではないという配慮だったようです。
そんなわけで、大好きなベートーヴェンのソナタは17番くらいまでは順繰りに習いました。
ある日、先生がやってくる前に、私が前から気になっていたものの、難しさゆえに見送っていた21番「ヴァルトシュタイン」をちょこっと弾いているところを先生に聞かれてしまいました

先生は、私が次はこれを弾きたいんだと早合点し、次の課題曲に

この曲、ピアノされてる方ならお分かりでしょうが、技巧もスケールも前期の作品とは一線を画す傑作なんですよね


ケンプの2度目の全集から
