
ベートーヴェン 交響曲第3番
オットー・クレンペラー指揮
フィルハーモニア管
1970年9月25日のライブ。
ベートーヴェン生誕200年を記念してボンに客演した際の録音で、巨匠85歳

胸中複雑なものがあったであろう故国ドイツへの最後の訪問でした。
クレンペラーというと、巨匠指揮者黄金時代の一人というイメージですが、この録音は日本風に言えば昭和45年、亡くなったのは昭和48年で、割と最近のような気がします(私だけ?)
この録音は8(?)種存在する巨匠のエロイカのうち、最後のもの。
とにかく遅い演奏で…
1.Satz…18:45
2.Satz…18:51
3.Satz… 7:51
4.Satz…15:10
計、約1時間

もちろんリピート無し
因みにこの録音と時期的に一番近いのが、1963年6月16日のウィーン響との録音で、こちらは…
1.Satz…15:54
2.Satz…15:05
3.Satz… 6:17
4.Satz…12:41
という訳で、いかにこのボン盤が尋常でないかがおわかり頂けるかと

葬送行進曲なんか、ほとんど止まりそうだし…
第4楽章冒頭の序奏の下降旋律なんか、笑ってしまいそう

ただアンサンブルは弛緩しておらず、さながら巨大な室内楽を聴いている感じ。
巨匠の究極の境地がここに聴けます