チャイコフスキーの「悲愴」

抜群のメロディメーカーだが、構成が弱いとも評される作曲家。

私もそれに近い考えで、多少指揮者が工夫を加えた方が生きると思ってます(あくまでも私見ガーン)

ですので、メンゲルベルクやアーベントロートくらいいじってくれた方が、私は好きドキドキ


しかしこの演奏は…
Haus der Musik-images.jpg
怪物ゴロワノフ(1891-1953)指揮、モスクワ放送交響楽団の「悲愴」(1948年)


これはヒド…いやスゴイビックリマーク

とにかくテンポの変動がハンパない。急加速・急停止のオンパレード。
しかもダイナミックスはmfとfffの間で変動、つまりはやかましい(苦笑)
その上、金管のヴィブラートが尋常ではなく、安っぽさの極み。
弦の執拗なポルタメント

もう挙げていったらきりがないのですが、とどめは芝居がかった表現。
第3楽章の最後などは歌舞伎の見栄のよう。これはメンゲルベルク指揮の第9の最後と双璧の抱腹絶倒の表現です音符

どうにか第4楽章に強制着陸するのですが、これまでがこれまでなだけに、とても「ラメントーソ」な気分にはなれません(笑)

Haus der Musik-images.jpg
ゴロワノフは旧ソビエトの国家的指揮者。ボリショイ劇場の指揮者などを歴任。
妻ネジダノーヴァはラフマニノフから「ヴォカリーズ」を献呈されたソプラノ歌手でした



刺激が欲しい方はどうぞニコニコ