さてここで聴くのは、十八番のベートーヴェンの「皇帝」
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ヘルマン・アーベントロート指揮のベルリン・フィルの伴奏で、大戦末期1944年10月の録音です。
Haus der Musik-NEY-KEMpff.jpgケンプと

ナイは他にもベーム指揮ウィーン・フィル(1944年)、元夫のホーホストラテン指揮ニュルンベルク響(1960年)と同曲を録音してます。
Haus der Musik-NEY-HEUss.jpgホイス西独大統領と

さて演奏の方ですが、第1楽章冒頭の主和音からガツンときます。パワーはハンパじゃない。
ただ彼女は卓越した技巧を誇りながら、いわゆるヴィルトゥオーゾ型の演奏を嫌い、解釈自体は手堅いもの。

第2楽章はじっくりと聴かせる演奏だけに、アタッカで続く第3楽章の第1主題の叩きつけんばかりの力強いタッチとが好対象です。コーダのソロも一気に弾き上げ、オケによる締めくくりも、譜面に無いピアノを加えてオケと共にフィニッシュ
Haus der Musik-NEY-HOElscher.jpgチェロのヘルシャーと

なお他にも、彼女は大曲のブラームスの第2番の協奏曲の録音を2種類残しており、豪快な演奏を披露してます。
今でこそ、この曲は女性でも普通に弾きこなしますが、ナイの時代にはまだまだ珍しいことでした。
Haus der Musik-20100219195256.jpgシュヴァイツァーと

ベートーヴェンの協奏曲は、他に2、3、4番の録音も残してます。
宜しければどうぞ。