そして家庭交響曲。

2年前にウィーン・フィルとスタジオ録音を残してますが、それよりも劇的な熱演です
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4管編成でしかも4本のサックスまで要求する大作で、しかも特にホルンとトランペットにはフルヴォリュームで高音の連発や跳躍が要求される難曲です。実演はおろか、スタジオ録音でも滅多に完璧な演奏にお目にかかれません。
終演後は管楽器奏者は息も絶えだえですが、海外オケの中にはこの後にアンコールを演奏する猛者も……どんだけ体力が余ってんだ!?


この演奏でも、曲頭の練習番号2の直前で、トランペットがコケてます(苦笑)。

一方で練習番号14からのダモーレの愛らしさや、練習番号19からのDクラとの掛け合いの巧さは流石。

練習番号44以降のいわゆる子守唄の部分は、情感豊かで、練習番号59からの官能性を感じさせる盛り上がりは見事。

そして難関のフィナーレの二重フーガ。練習番号110以降のトランペットのffでのオクターブ跳躍はどうにかクリア。

しかしまだ本気ではありません。

クラウスは遂に練習番号143以降のコーダで炸裂。練習番号152のティンパニの凄まじい打ち込み! 練習番号157から158へのmfからffへの煽り、そして脳天直撃のfffの最後の和音。


終演後の歓声も納得の、死の前年とは思えない生気に満ちた演奏です。