今日は、クレメンス・クラウスが1953年6月4日にミュンヘンでバイエルン放送交響楽団を指揮した録音を

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曲目は:

ハイドン:交響曲第88番
ラヴェル:スペイン狂詩曲
R.シュトラウス:家庭交響曲

この年、バイエルン放送協会はクラウスを招き、彼の指揮でバイエルン国立歌劇場と「ボエーム」「アイーダ」「カプリッチョ」を、バンベルク響とR.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」を、そしてバイエルン放送響とこのコンサートを録音しました。

なお同年にはバイロイトで「リング」と「パルジファル」を振ってます。


ハイドンは彼の十八番とあって、実に優雅な演奏です。フィナーレも実に心地よいテンポで進みます。今日のハイドンはこのような大編成で演奏されることが稀なので、逆に新鮮かもしれません。


ラヴェルは彼のレパートリーとしては意外かもしれませんが、他にもデュカスの「魔法使いの弟子」の録音を残し、1950年にはオネゲルの「火刑台上のジャンヌ・ダルク」のウィーン初演を行うなど、フランス近現代物の良き理解者でもありました。

「夜への前奏曲」は非常にゆったりとしたテンポで進み、「マラゲーニャ」の木管のハーモニーが醸し出す色気は、クラウスらしいです。「ハバネラ」はとてもしっとりとした演奏であるのに対し、終曲「祭り」は色彩感が際立ってます。

同時期のフルトヴェングラーの録音よりもラヴェル「らしさ」が出てます。