今日はミラノ・スカラ座の音楽監督であったヴィクトル・デ・サバタ(1892-1967)がザルツブルク音楽祭でウィーン・フィルを振った記録を。

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録音は1953年8月1日で、曲目は…

ヴェルディ:「シチリアの夕べの祈り」序曲
ベルリオーズ:ローマの謝肉祭
R.シュトラウス:死と変容
ラヴェル:ラ・ヴァルス

瀕死の病人が生き返るような壮絶な「死と変容」も凄いですし、「ラ・ヴァルス」の狂いっぷりも見事ですが、一番強烈なのは「ローマの謝肉祭」。

冒頭はそれほど暴れまくるわけではなく、21小節からのEHの美しい音色を楽しめる余裕もあります。78小節のTempo Iからの主部もまだ安全運転の範囲内です。

しかし後半のTbが曲頭のEHのテーマを響かせる372小節辺りから空気がガラッと変化。そして4分2拍子に変わる403小節で遂に大噴火!! テンポが一気にアップし、ウィーン・フィルが必死に喰らい付きます。タンバリンも絨毯爆撃のような猛打パンチ!

あとはそのまま総突撃。


疲れます…


なお、この後、8月末にかけて彼はスカラ座でマリア・カラスと有名な「トスカ」をスタジオ録音し、その直後に心臓発作に襲われ、事実上引退しました。
そのため、このザルツブルクでの公演が実質上彼のラストコンサートになりました。

まぁ、こんな演奏を続けてたら、心臓もやられるわけだ(苦笑)。