今日紹介するのは、不慮の事故により早世したイタリア人指揮者グイード・カンテッリ(1920-1956)が指揮した「展覧会の絵」の録音です。

オケはニューヨーク・フィルで、1953年3月20日のカーネギーホールでのライブです。

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「自分と同じように指揮をする」と言ってトスカニーニに可愛いがられたカンテッリ。若くしてスカラ座やNBC響、ニューヨーク・フィルの指揮者として成功を収めていただけに、36歳の若さで亡くなりさえしなければ、同郷のジュリーニをしのぐイタリアの巨匠に成長していたかもしれません。

幸い、EMIへの商用録音の他にも、ライブ音源を中心に少なからぬ録音を残しており、ここではその中から「展覧会の絵」を取り上げます。

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この伊ストラディヴァリウス・レーベルは、今でこそまともなレーベルですが、1990年代までは歴史的録音、それも他のレーベルではお目にかかれない珍しい録音を引っ張り出してくる貴重なレーベルでした。

さて演奏の方ですが、全体としてこの指揮者の良い所が出た演奏です。つまりイタリア人らしい熱さがある一方、情熱一辺倒にならずに、必要な所では理性でコントロールすることが出来ているのです。
この辺りが、直情径行になりがちな古いタイプの指揮者と隔たる、新時代の指揮者たる所以でしょう。