早いもので、今日で1月は終わりですね。


さて今日は、巨匠カール・シューリヒトがウィーン・フィルを指揮したシューベルトの交響曲第5番の紹介です。

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彼のシューベルトは、「未完成」がウィーン・フィルとの商用録音(Decca)の他に、シュトゥットガルト放送響、フランス国立管、北ドイツ放送響との録音がありますし、大ハ長調交響曲もシュトゥットガルト放送響との2種の録音が存在しますが、第5番は現在のところこの録音のみです。

この録音は1965年4月の楽友協会でのライブで、死の2年前という巨匠最晩年の録音です。

この曲は金管はホルンのみ、木管もクラリネットはなし、ティンパニもなしと、かなり小編成でハイドンやモーツァルトに先祖返りしたような作品です。

この演奏はメヌエット楽章ではリピートを行ってますが、両端楽章では行っていません。
第1楽章の平明なテーマの歌わせ方は実に素朴なもので、フォルテの箇所でも乱暴に響くことはありません。

そしてこの指揮者の特質がよく表れているのが第2楽章。クレンペラーと同じように、どの楽器も聞こえてくるように配慮する彼の指揮と、ウィーンの楽器の特有の音色も相まって、木管のハーモニーの美しいこと! この楽章の冒頭の変ホ長調のテーマが回帰してくる66小節と117小節のテンポの落とし方が、これまた絶妙です。