(Universal版、1938年)2管編成の簡素なソナタ形式で書かれた曲で、わずか2小節の序奏の後に、無窮動的に続くニ長調の提示部が始まります。
展開部では転調した第1主題が続いた後、p.でヴィオラが第1主題を刻みながら、第2主題をオーボエとクラリネットが交互に奏でます。
再現部は提示部がかなり忠実に再現されます。
この序曲は割とよく演奏され、アバドがニューイヤーコンサートで取り上げてますし、吹奏楽の課題曲になったりもしてます。
なお、指揮しているのはフェルディナント・ライトナー(1912-1996)です。

ハンブルクやミュンヘンの歌劇場で指揮者を務めた後、1947年から1969年までの長きに渡りシュトゥットガルトのヴュルテンベルク国立歌劇場の音楽監督を務め、ドイツ有数の歌劇場に鍛え上げました。
彼の下で、ヴィントガッセン、ヴンダーリヒという世界的歌手が育ち、若きカルロス・クライバーも彼の下で指揮者を務めました。またハイティンクの師でもあります。
1969年から1979年まではチューリヒ市立歌劇場の音楽監督を務め、ハーグ・レジデンティ管の首席指揮者も兼ねてました。晩年には来日してN響を指揮しています。
なお作曲者自身の指揮によるパーロフォンへの録音もありますが、1922年のもので音は貧しいです
