続いては、第2幕の幕切れのオックス男爵とアンニーナのシーン。
オックスを歌っているのは、グスタフ・ナイトリンガーです。
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言うまでもなく、長らくバイロイトでアルベリヒを歌っていたナイトリンガーですが、例えばウィーンのオットー・エーデルマンが歌うオックスのようなユーモアは少ないですが、黒光りする声は流石です。

相手のアンニーナを務めるのが、ジークリンデ・ヴァーグナーです。
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彼女の歌唱はとにかく安心できます。フルトヴェングラーが信任したのも頷けます。


第3幕からは前奏曲と、幕切れの三重唱と二重唱です。

とにかくこのシーンはいつ聴いても美しいですねキラキラ 「このまま終わらないでくれ」、と思わされる傑作です。スコアからして甘口のこの曲の場合、シュヒターの辛口で作為の少ない指揮が、ちょうどいい位です。


なお、この6人の顔合わせは、レコードならではのものです。

ウィーンを拠点にするリザネク、ミュンヘンが拠点のケート、ベルリンが拠点のグリュンマーとヴァーグナー、そしてシュトゥットガルトが拠点のナイトリンガーとトラクセルが、実際の舞台で一同に会することは、恐らくなかったはずです。少なくとも、私はそうした記録や録音は見たことがありません。

スタジオレコーディングがもたらした貴重な顔合わせだといえます。