行政法 | 独学!行政書士試験攻略

行政法

次の記述のうちで、正しいものはどれか?



1.別個の法律効果の発生を目的として相連続する行政行為が行われる場合に、先行する行政行為が違法ならば、後行の行政行為は、瑕疵がなくても常に違法となり、後行の行政行為の違法の理由として先行する行政行為の違法性を主張できる。



2.瑕疵ある行政行為について取消訴訟が提起され、現に係争中である場合には、処分庁は、職権により当該行政行為を取り消すことができない。



3.行政庁が錯誤によって行政行為を行った場合に、当該行政行為の内容が客観的に法律に適合していれば、瑕疵は重大な法規違反ではなく、無効とならない。



4.行政処分が処分行政庁の意図した行政処分としては法定要件を満たさず違法であるにもかかわらずこれを他種の行政処分とみればその法定要件が満たされており適法と考えられる場合にこれを取り消すことなくその効力を維持するような取扱いは判例では一切認められていない。



5.行政庁たる公務員が極度の泥酔状態や強度の強迫状態など、全く意思のない状態で行った行政行為は無効であり、行政庁の錯誤による行政行為も当然に無効となる。






正解 3