今週の投資成績です。先週比で基準価格は66円のマイナス、評価損益は50,413円のマイナスで、これまでの概算評価損益額は通算で9,512,105円のプラスとなっています。これまでの投資総額は19,592,745円で、投資を開始してから約3年8ヵ月で29,104,850円まで増えました(48.55%増)。年間利回りに引き直すと20.53%です。

 

 

ここ最近のドル円相場の動きはついていけません。円はもうほとんど新興国の通貨のような様相になっています。まあ私はFXをやっていないので、特についていく必要もないのですが。

 

20年以上前、私が大学生だったころに日本政府の財政赤字が毎年どんどん積み上がっている棒グラフを見て、「ああ、日本は終わったな」とよく思ったものでした。

 

日本国債は大半が国内で消化されているので、日本国債がデフォルトを起こすことはない、という言説は正しいのかもしれませんが、その代償として日銀は円をどんどん市場に供給しないといけないわけで、普通に考えると円の通貨としての価値が下落することは避けられないと思います。

 

この20年間で1ドルが80円を切るほど円高ドル安が進んだこともあったので、経済はよくわからないなと思ったものでしたが、ここにきていよいよ円という通貨が崩壊しようとしているのかもしれません。

 

私は少し悲観的に考えすぎるきらいがあるので、もしかしたらこの円安も一過性の現象なのかもしれませんが、やはり今の政府債務の状況や日本の少子化、現役労働世代の減少などを考えると、政府・日銀としては円安を容認するしか道は残されていないと思います。

 

私の知人に投資にまったく無頓着で、資産は円預金にフルベットしている金融リテラシーの低い人がいます。先日ニュースで、ドル円が150円を越えたのを機に手持ちのドル紙幣を円に換金するために外貨両替専門店に並ぶ人の行列ができている映像を見たらしいのですが、なんと彼は預金封鎖を行った銀行に対する取り付け騒ぎが始まったと勘違いしたようで、急いで証券会社に口座を開き、外貨建ての金融商品を買い始めたようです。

 

この話を聞いて笑ってしまいましたが、きっかけが何であれ、投資に疎い彼が重い腰を上げて外貨投資を始めたというのは何かを暗示しているようで、私も少し落ち着かなくなりました。

 

ただ、私は資産の約半分を米ドル・ユーロ建ての資産で保有しているので、自分の資産に限って言えば、ある程度は日本政府のリスクから隔離できているのではないかと思っています。

 

資産の大半を円預金で保有している人は、ガチで危機感持った方がいいよ(メンズコーチ風)。

 

ではまた来週!