昔、自動車のパワートレインの設計開発の実験をしていた頃・・

 

各社の軽自動車に試乗とか、仕事で乗りましたが、

 

当時のは、3段式A/Tで、ロックアップも無い車両もありました。

 

4人乗車すると、狭い・・・

 

そして、坂道では床までアクセルを踏んづけて、ようやく40~50Km/h (;^_^A

 

完全に、平地でのお買い物車だな~・・・と思っていました。

 

 

今、私は某メーカーの、ママさんをターゲットにした軽自動車で、

 

機材をいろいろ載せて、仕事に出ています。

 

当時感じたような、力不足、乗り心地、室内のスペース・・

 

いずれも、十分と感じています。

 

 

先日も、この車で、機材を載せたまま静岡へ高速道路で行きました。

 

普段市街地を走っていましたけど、高速道路でビックリ。

 

感覚としては、昔の1300ccクラスの普通車のような走行性能。

 

確かに、出足は遅いですが、高速道路を80~100Km/hで巡行していると、

 

エンジンの回転数も、2000回転台。

 

もちろん、加速しようとアクセルを踏めば、すぐに3000~4000回転になります。

 

加速度はとても薄いですけど、一定速を心がければ全く問題無いと感じました。

 

 

自分が車の仕事をしていた時から、20年くらいかな?

 

当時とは別物になっていましたね。(笑)

 

もちろん、燃費も良い。 250Km程度の走行で、燃料メーターの半分程度の残量。

 

改めて、日本の自動車ってすごいなと感じました。

 

 

軽自動車のほとんどが、変速機はCVT、電子燃料制御、省エネのためのいろいろな機能。

 

でも、普通に走れる動力性能。

 

ある程度の想像ができるだけに、あの当時の性能から、今の性能に進化させるのに

 

どれほどの時間、資金、労力を掛けたか・・・

 

本当に、1g単位での軽量化とかしているんですよ。性能、信頼性、安全性を落とさずに。

 

小さな排気量、小さなスペースの規格の中で、より大きな室内空間、十分な走行性能。

 

日本の自動車工業ってすごすぎる・・・改めて感じました。