トレード背景

ドル/円（Short）でFXトレードを展開しています。

日銀がハト派色の結論を出しました。さらに夜のPCEコアデフレータで結果が強ければドル/円は巻き返しの時を迎えるでしょう。一時的に収支が悪化するかも知れませんが、現状のポジションは維持します。

昨日利益確定していてよかった。

このケースを想定していました。

しかし、長期スパンで見るとFOMCの利上げ減速は時間の問題。

一時は買われても、やはりダウントレンドに入りつつあるのは変わらないと思います。もしもPCEコアデフレータが弱いデータならば、下値を更新する流れになるでしょう。来週の雇用統計までは、とても重要な時期となります。

相場環境

アメリカを巡るファンダメンタル環境は、かなり変わってきました。

2022/10/25日現在のFOMC政策金利（FF金利）は3.00-3.25％です（下記図参照）。そして11/2に0.75％利上げがされる見通しで、3.75-4.00％に達します。するとFRB要人の予想が多い（9人いる）4.25-4.50％まで0.50％となるでしょう。つまり12月FOMCでは利上げペースが減速するという話が一般的です。

見通しが上方修正される可能性も少しあり、あまりに強いCPIコア指数から2022年末に4.00-4.75％まで利上げすることも考慮は必要でしょう。しかし、総合的に勘案してFRBは12月に利上げを減速させる決断をするのでは？と考えています。

その理由についても少し書きます。

すでにFOMC利上げは、アメリカだけの問題でなくなりつつあります。

日本は為替介入をしました。主因はFOMC利上げです。スリランカ経済が破綻し、南米や東南アジアなど新興国でも金融危機の可能性が高まっています。もちろんウクライナ戦争や中国による「債務の罠」も理由ですが、利上げの影響は否定できません。利上げをすると、新興国にあるドルが米国へ引き上げてしまい、外貨不足から金融危機に陥る国がでる。過去にも見られたパターンが起こりつつあります。

住宅市場の悪化も問題でしょう。住宅ローン金利は年6％を超えました。アメリカでは消費者金融並みの利息を払う必要があります。住宅は売れ残り、ディスカウントが始っています。ついにケース＆シラー住宅価格指数は前月比マイナスに転じました。

住宅価格が下がることは、個人の資産価値が減ることと同義です。アメリカ国民は自宅の評価価格の上昇分からお金を借りて消費に回します。つまり消費が減衰する事を意味します。これは株式を買うパワーが削がれることを意味します。

消費に関しては、すでに減衰が経済指標より確認できておりデータが揃うたびにダウントレンドが明らかになってきました。10/24発表の製造業PMIやサービス業PMIが大幅悪化したのと無縁ではありません。

他にも多々理由はありますが、

FRBがこれまで通りの利上げが出来ないと結論付けられます。つまり、これまでの猛烈円安を演出した主要因が弱体化したと説明できるでしょう。ロイターなどでも、11/2FOMCで利上げペースを落とすと示唆する可能性に触れていました。合理的理由があると思います。

数ヶ月先に、120円台まで下落する可能性は十分にあります。

ポジション

通貨ペア

ポジション

取引レート

決済レート

2022/10/24

ドル/円

100,000（Short)

149.00

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※トレード公開はファンダメンタル投資の考えを伝えるためにおこなっています
※細かい単位は判りやすくするため、端数を整理してあります

※本記事における1日は朝6時～翌朝6時（日本時間）と変則設定になっています

※ポジション公開記事は、基本的に数時間～1日ほどディレイ（遅らせて）しています

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