選択肢を持つことで、FXトレードを優位にする手法が必要です
「選択的トレード手法」とは、Fundalia(ファンダリア)で最近使うようになった言葉です。FXトレードで成功するうえで、とても重要な位置づけになるため、伝わりやすい言葉をつくりました。
今回、この言葉について説明します。私どものファンダメンタル投資には、多くのテクニック・思考法が存在しますが、そのうちの1つであります。FXは考える力を養った者が勝ち残る。そういう視点でお読みいただけますと、嬉しいです。
◎ 合理的にFXトレードを進めるには、発想を変える必要がある
そもそも、皆さんにとってトレード手法とは何でしょうか?
勝てると思える予想手段でしょう。その手段が定まれば、それに当て嵌めてトレードを進めていくはずです。たとえば、移動平均線、一目均衡表等を組み合わせて独自のトレード手法を編み出したとしましょう。すると、そのトレード手法を活用するように、相場予想をしてFXトレードをおこないます。
つまり、トレード手法 > 為替相場という構図が、知らぬ間に出来上がります。
実は、これがFXで個人トレーダーが勝てない理由の1つではないか?と考えています。
トレード手法ありきの投資スタイルには問題がある。手法に当て嵌めて為替相場を考えるということは、事の主従・大小を間違えて捉えてしまうのではないか?と疑問がでてきます。
そこで、主従の順序を整えた投資スタイルを考えました。
まず、ファンダメンタル分析に重点を置き、相場観の把握を重視する。その得られた相場観を踏まえて、相場観に適合したトレード手法を選択する。そうすることで、より優位にトレードを進めることが可能になると考えています。
複数のトレード手法を用意しました。これにより客観的に分析したうえで、メリットの多いトレード手法をチョイスし、トレード参加できるようになります。
なかなか面白い着想だと思いませんか?
◎ 複数あるトレード手法の内容
上記図が「選択的トレード手法」で、そのうち「基本5形」と呼ばれるものです(普段は第1形と呼んでいる)。相場観を把握すれば、ここから都合の良い手法を選び、トレードプランを練ります。
ちなみに、トレード手法は期間の長さ順に並んでいます。そしてそれは、リスク許容度という意味でもあります。リスク許容度が高い(=リスク選好)である時期、景気が上昇している時期ほど、FXは長期投資が成立しやすくなります。ですから、2020年コロナショック時には、第3-5手法でしかトレードできません。
私個人の話になりますが、コロナショックが深まった2020年1-3月に莫大な利益を挙げました。このときは第4手法に従ってポジションをとっていれば、1円抜きが容易にできました。第4手法は別名「リスクトレード法」ともいい、ああいう相場観に適合します。
相場観を正しく把握していれば、極めて優位な立場からFXトレードが出来るようになれるでしょう。
ファンダメンタル分析は、その立場に立つため必須の知識です。
◎ 利益からの逆算図
FXで利益を得た瞬間から、話を逆算していくと次のようになります(簡略なものです)。その中で、トレード手法の選択は、とても重要な位置づけです。
利益を得るには、都合の良いトレード手法を用意しておくと効果的で、それを実現するには相場の把握が不可欠です。把握するには分析力、情報収集力が必須で、これらを支えるには投資戦略がベースになければなりません。これら全体は、秩序だった正しい投資知識によりなり立ちます。
今回は、ゴールの一歩手前の話(実際にはトレードプランや運用が間に入ります)でした。投資は、他のトレーダーに勝ってはじめて利益が出ます。ゆえに、仕掛けが重要!十分に用意されているでしょうか?
ぜひ、違う記事も組み合わせてお読みください。
お読みいただき、ありがとうございました。
Fundalia(ファンダリア)
https://fundamental.shop-pro.jp/
ファンダメンタル分析に興味がある方、興味が出てきた方。上記は私が運営しているサイトです。宜しければご覧になってください。FXトレード技術、トレード理論、ファンダメンタル分析の手法などを教えています。中長期の相場観を把握できれば、とても優位にトレードできるようになります。