新緑そよげば砕ける日射し
桜の眠りは夢はるか


コンクリートの微熱を冷やす
夏の匂いは水しぶき



揺れる木漏れ日
草花の目醒め
君の白い頬やさしく撫でた



ああ この風に呼ばれてみれば
君の微笑みが生まれた場所に還れそうな気がする


ああ この風に導かれてみれば
君の哀しみが生まれた場所へ辿り着けそうな気がする


ああ この風に身を委ね
白い頬のその先へと
届かぬうちに千切れる声は
真に望んで無いからか


踏み込めないまま離れ行くのは
臆病すぎるゆえなのか


溶け合えもせず混じらないのは
近くて遠い国境か


火が点かないまま萎びた愛は
眠らせたかったゆえなのか


今日も朧げ
白夜の中
手探りしては
息もせず


光も闇も訪れず
あなたは優しく
時に猾い

あなたは強くて
時に脆い

あなたは美しく
時に醜い



あなたは私に喜びの言葉をくれる

欲しかった言葉を注いでくれる

私のすべてをあなたに刻みたい

あなたが私の中で息づいている様に




不埒な灼熱が溶けゆく部屋は

私に許された時間は

週末 土曜日 3時間