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私には、そんな奇跡は起きないかもしれない。
そんなことないのよ。
…ごめんね、お母さん。
どうしたの?
だって、こんな病気になっちゃって……
お父さんとお母さんに心配させて。
病気になったのはあゆみのせいじゃないわ。
じゃあ誰のせい!?神さま??
誰が悪いわけでもないの。
だれのせいでもないのよ。
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あゆみと、お母さんのやりとり。
CDジャケットの【奇跡】という言葉を見つけてしまってから、さっきまでの笑顔が消えてしまった。
はじめて
父親から病気のことを聞かされた時の絶望感
夢も、希望もなくなった瞬間を思い出す
本当にこの気持ちをわかってくれる人はいない
その悲しみは、なにを思うのだろう。
誰のことを思ってのことなのだろう。
原因もわからなければ、
結果もわからない。
お母さんの方を向けない。
どうにもならない自分。
親孝行な良い子であればあるほど、自分を責める。
自分のせいで、心配をかけている。
自分のせい。
そこを、「あゆみのせいじゃない」と言われたら、「じゃあ誰のせいなの!?」と訊かずにはいられない。
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なぜかこれ以上文字が入らないので、
次回に続きます。