『終わらないバラード』Vol.32〈あゆみ〉 | 電卓男の友情日記

電卓男の友情日記

白血病になった女の子とクラスメイトとの絆の舞台『友情〜秋桜のバラード〜』について書いています。

『終わらないバラード
~a shade story~』Vol.32〈あゆみ〉







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劇が終わったあと、蓮ちゃんがやって来て、その方を紹介してくれた。




近くでみると、太陽のオーラがハンパない❣️
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力強さと、でもやさしさも兼ね備えているような、気品のある美しい人だった。



まるでレモンの香りが漂ってくるような、みずみずしい雰囲気をまとった方。






何を話したか覚えていない。




喋っただけじゃなくて、心でも会話した気がする。





ゆっくり、じわじわと、自分の中に溶け込んでくるような。








また会いたい。







ううん、きっと会える。









そんな気がした。








大切な名前。








聞く前から知ってたような。








彼女の名前は、











田中裕美(たなかひろみ)さん

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わたしは、島崎あゆみ。










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その日、私は短冊にもう一つの願い事を書いた。




欲張りかもしれない。





けれど、







女優さんになれなくてもいい。

どうか、



"人に感動を与えられるような人になれますように"






この日記を書いている途中から、もう、会いたくなった、あゆみより。

See you tomorrow!