そしてあたしは
14歳1ヶ月にて
初めての鑑別所へと送致された
3畳ほどの単独室にての閉所生活
トイレは様式便所が
その3畳ほどの部屋の隅の板の間に
設置されているが
便座に座ると上半身が見える作りになっていて
用を足してる顔が
鍵の閉まったドアのガラス窓から丸見えで
長々座っていられない
長々座っていようものなら
先生(こう呼んでた)に逆に怪しまれてしまう
部屋には小さな木の机があった
記憶では入所した次の日あたりに
色も柄も大きさも何もかもバラバラな布切れ
それと同じくバラバラな毛糸と綿と
針と糸とポンドを渡された
一体これで何をしろって?
そう思うでしょ…
大体、女子には女性の先生が担当していて
優しそうな先生が
それを使って人形を作ってね!
って言われ
仕方なく黙々と
バラバラな布たち相手に黙々と
試行錯誤しながら制作した
小学校の家庭科の授業以来
針も糸も触ってなかったあたし
茶色の毛糸を髪の毛にした
あたしにそっくりな怪しげな人形と化した
それからの日々は
運動場でラジオ体操やらバレーボールしたり
貼り絵をしたり読書をしたり
反省文を書いたり
母親や学校の先生に手紙を書いたり
唯一の楽しみが
たまの母親の面会でジュースが飲めたり
差し入れのお菓子を食べること
そんな風に過ごしてた
だけど
二つだけ納得いかないことがあった
一つ目は
純代は集団部屋に移されたのに
あたしはいつまでも単独室
二つ目は
満期がたしか27日のはずで
他の施設に行かない子なら
普通なら21日位で出所できるはずが
あたしは審判続行になり
丸々1ヶ月も単独室で過ごした
純代に限ってもみんなと同じく3週間位で社会に戻って行った…
今、考えと母は再婚したばかりで
あたしに帰ってきて欲しくなかったから
本当は少年院に入れようとしてたんじゃないかと…
これは
初めての鑑別所生活の一部のお話
また次の年に同じ生活が待っていようなんて未来を
楽しく過ごしてた14歳は知らなかった
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