3年生の進級と同時にまた県内の小学校へ転入する
県内と言っても前の学校からは程遠く離れていたので
仲良くしてくれた友達とも
もう会うこともできなかった
これで三校目となる
年に1回のペースで学校が変わる
親のどんな事情なのかは今になってもさっぱり解らない
校歌を覚えるのが苦痛になる
でも、引っ越した先の住宅街には
いっぱい同じ年くらいの子供たちがいた
あたしはすぐに仲良くしてもらえた
学校から帰ってくると3つ下の弟が
あたしを待ち構えている
あたしは早く友達と遊びに行きたいのに
弟に一緒に遊ぼうとせがまれた
母に
「サト(弟)も連れてってあげなさい!!」と怒鳴られる
仕方なく泣きやまない弟を連れて友達の待っている公園へ行く
弟はすぐにご機嫌になり
あたしの友達に遊んでもらってる
毎日のようにあたしは母に言いつけられ弟に泣きつかれ
友達と遊ぶのに弟にを連れて行ってた
ある日、上級生たちの案で
自転車に乗って少し遠い公園まで遊びに行く約束をしてた
その日ばかりは弟を連れてなんて行けない
そーっと、家を出て自転車に乗り少し走りだしたと思ったら
わめき声をあげながらダッシュし
あたしの自転車の荷台をつかんだ弟が・・・・
めいっぱい自転車をこげば弟の手が離れると思った
離れるどころかあたしは弟を引きずっていた
弟の膝はボロボロに擦り剥け血だらけになってしまった
当然、自転車での旅は数十メートルで終わり
あたしは母にこっぴどく怒られ叩かれた
引っ越しをして少し経ったくらいから
母と父のケンカがひどくなってきている
母はお風呂上がりなのに片手に包丁を持ち構え
父は何故かフォークを握り構えて
取っ組み合いをしていた
あたしたち子供たちは止めることすらできず
ただただ泣いているしかなかった
それから数回あんな光景があっただろうか・・・・
あたしが遊んでいたおもちゃを弟が横取りしてきた
あたしは弟をひどく怒った
そんなやり取りを見ていた父があたしよりももっとひどく弟を怒り
小さな体の弟を殴る、蹴る
その時、あたしは「あたしの方がお姉ちゃんなのにごめんなさい」って
弟を怒らないでと泣いて謝ったことがあった
数日後、あたしは父が本当の父親じゃないことを母から告げられる
いつもはあんなに優しい父が数日前、
あたしではなく
弟をひどく怒った理由が小学3年生で理解できてしまった
父はあたしをホントの娘のように可愛がってくれてた
悪いことをしたら
ちゃんと叱ってくれた
でも、弟は父の本当の子供だから
あたしとケンカをしたときは自分の子を叱り
あたしをかばってくれた
かばってくれたと言うより
今、思えば母に対して体裁が悪いからそうしたのかも知れないけど・・・
でも、あたしは本当の父じゃないと知っても
父には変な態度も取る必要もなかったし
逆に知って良かったと思う
なぜだか半分しか血が繋がっていない弟と妹がすごく愛おしくなってた
母がそんな事実を話したなんて父はきっと知らなかったはずだ
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