習字教室で

大人と
同じ空間で

黙々と
書いていた
小学生






いつもは
意欲的な彼女

なのに

その日は
ため息ばかり






そして
決まって

上手く
書けない

言う






何でそう
思うたんやろ?

確かに
始めからは

できない
けど





眺めてたら

綺麗な
字を書く
お姉さんに

刺激を
受けてた様子





あー
なるほどね





何故
上手く書けないか
分かる?

お手本と
何が違うか
分かる?






1つずつ
問いかけて
みる






手本と
にらめっこ
しながら

ここの
書き方が
違う

とか

位置が
違う

とか





ちゃんと
自分で

分かってる
じゃない






それじゃあ
何故

書けなかった
んだろうね?





お手本
見えてる?

見てるつもりで
書いてない?





そんな
やり取りを
しながら

少しずつ
少しずつ

固くなった
心をほぐしてく





誰でもね

いきなり
上手くは
ならないよ

たくさん
書いて

練習するから
変化する






お姉さんたちも
同じ

これくらい
って

思って
書いてたら

全然

上手く
書けないもの





上手く
なりたい

って
気持ちは

みんな
一緒





いきなり
お姉さんたちと

同じところへは
並べないよ






お姉さん
たちも

いっぱい
練習してる
から





そんな話を
してから





今日
一番初めに

書いた
ものを

書いたものの

横に
並べてごらん





どう?
全然違うでしょ?

この
時間だけでも

これだけ
上手くなってるよ

また今度
頑張ろうね





そう言うと

パァーッと
表情が

明るく
なった





大人も
子供も
原点は同じ





上手く
なりたい

そこは
同じ





ただ
比べるところを

間違えたら
いかん





比べていいのは
自分だけ





今日の
自分が

昨日の
自分より

少しでも
出来てたら

それでいい






今日は
良い刺激を

もらえて
良かったね

って

言いは
しなかったけど





大人に
なって

何かに
行き詰まった時

思い出して
くれたら

いいかな