昨日まで
あった建物が

跡形もなく

取り壊されて
いた







解体される
様を

横目で
見ながら

車で
通り過ぎる






夕方

取り壊された
残骸が

そこに
あった






そこで

何が
あったとか

誰が
居たとか

知らない
けれど





何故か

寂しい
気持ちが

込み上げて
きた





跡形もなく





そう

もちろん
そこには

何も
無いけれど





何かが

存在していた
ことを

隠せずに
いる