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好きな匂いや
気になる匂いは


年を
重ねるたびに


変化している


姿形が
変わるように


匂いの好みも
変化して


おかしいこと
ではない


小さい時


きんもくせいの
匂いが
嫌いだった


そんな時も
あったね


この頃
いつまでも
匂い続ける


この匂いの
ためか


いろんなものの
匂いを
受け付けなくなる


無臭が
恋しくて
仕方なかった


潔癖だった
のかもしれないね
その時だけ


匂いは


遠い昔の
記憶まで


否応なしに
連れてくる


今の
私の頭の中に
有るものも


無いものさえも
連れてくる


美しい映像
ばかりなら


嫌いに
ならないが


そればかりでは
ないからね


血の匂いが
見せるもの


口の中で
鉄サビの味が
思い出させるもの


芍薬の匂いが
伝えるもの


砂埃の
立ち上がるような
乾いた匂い


バラの
妖しき匂い





たぶん
これからも


まだまだ
出てくるんでしょう


間違いなくね


それは
ある日突然に


予告もなく


誰かと
すれ違う時に


知らされるかも
しれない