
むかしむかし、あるところに水軍がおりました。
このあるところとは、今でいう関西付近です。
水軍さんとは、海での警備を仕事としています。
この水軍の大将は
とてもガタイのいい
むさ苦しい風貌です。
見た感じどこかの盗賊を思い出させます。
その外見とは裏腹に
とても愛想のいい人で
人も良いので
どこの港に着いても
人気者でした。
ある日
大将は、一人の商い人より頼まれます。
それは
自分の商品(大阪)を九州へ船で運んでほしいというものでした。
本来、海での警備が仕事のはずですが、
自分にできることならと
人の良い大将は引き受けます。
このことが、人伝に人々の耳に入り、大将は海運業まで行うことになりました。
日本中のあちこちの港に寄り、人々の笑顔を見ることが、大将の至福の時でした。
その大将にも
大切なものがありました。
それは家族です。
次へつづく…