時計の針を折る
たかいヒールで脚を痛め
慣れたメイクで肌を傷め
思い出の暖で心を悼め
必死で輝こうと
必死で煌こうと
一億年あとに私が観得るなら
今の努力なん-て-
天秤は軽薄に浮き上がる
‘バカみたい’
脚をさすり
顔を洗い
心ぽっかり
ふと見上げる都会の空に
無数、とは言えない 星がちらり
もうちょっと頑張ってみよう
あの星より 速く
私の輝きが 誰かに届きます様に
流れてはいない星に
掟破りに願いを託し
明日の為に まぶた閉じる
未来の為に ここに綴じる