女性ホルモンほぼゼロ、と言われた日 | 海外で 前に進む・振り返る

海外で 前に進む・振り返る

海外在住歴約17年、現在は家族5人で在東南アジア。
歳を重ねて感じるあれこれ、海外生活、子どものこと。
前に進みながらも振り返る日々を綴ります。

 現状確認

 

こんにちは。

 

改めて告白するのもなんですが、色々と体調の変化などに戸惑う昭和生まれのアラフィフです。

 

更年期が関係しているんだろうと想像する症状としては、私の場合は、睡眠関係とイライラ&ヒステリーチック、突然襲ってくる不安感と無力感、疲労感にめまい。

こうやって書くと結構たくさんありますが、日常生活や仕事に大きな支障をきたすほどではなく、何とかやりすごせる程度で済んでいます。

仕事や家事の生産性はとても下がった実感がありますが。

なのでもしも日本で生活していたら、この程度で婦人科に行く、ということはしなかったと思います。

日本ではまだまだ、我慢の美徳というか文化が浸透していて、その程度で病院なんて、という感覚が主流ではないでしょうか。

 

在住国(東南アジア)では、外国人が行くような私立病院やクリニックでは、ということなのかもしれませんが、「年齢的にそろそろホルモンの数値チェックしておきましょうか」と、症状が出ていないにしても、現状把握はしましょう、という、欧米的だなと感じる対処に出会うことがあります。

私立病院では全額自費診療、ということも大いに関係しているんでしょうね。

各自プライベートの保険に加入するので、保険の種類によってカバーされる診療が異なる形態です。

 

 心の準備なく受けてしまった検査

1年以上前のある日、定期的に診てもらっている、かかりつけ医から、年齢的に婦人科で血液検査受けてみるのもいいかもね、と軽い感じでアドバイスを受けました。

なので、ふーん、それもそうかも、と私も軽い感じで婦人科に行くことにしました。

その時点で、半年以上生理がない状態でした。でもよく見聞きする、きたりなかったりというような期間があったわけでもなく、取り立てて特記するような症状もなく、本当にある時からぴたっとなくなり、気付けば半年以上、という状態でした。

 

これまでの半生を振り返ってみると、早熟ではなかったし、子ども3人とも高齢で出産したということもあり、変な自信みたいなものがあったんですよね、私はまだ違う、まだいけてるはず、みたいな泣き笑い 

 

そして本当に軽い気持ちで行ってしまった婦人科。

女医さんを選んで受診しましたが、先生がスレンダーかつゴージャス系の30代後半~40代前半?という感じのとても美しい方。

少なからず引け目を感じつつ💦、問診と血液検査。

1週間後に検査結果を聞きに行きました。

 

その時も根拠のない自信は続いていて、ホルモンバランスが崩れているけれど、まだホルモンの数値からは更年期とも言えないほど、、、みたいな検査結果だと信じて疑ってませんでした。

 

診察室に入り、1週間前と変わらずゴージャスな美しい先生の前に座り。

先生は笑顔で挨拶の後、即検査結果の説明に入りました。

 

先生の言葉を日本語にすると、こんな感じ。。

 

びっくりしたんだけど、この数値見て。もう女性ホルモン、ほとんどゼロと言っていいくらいの数値。

脳はそれを理解していなくて、女性ホルモンに働きかける信号を色々出しているのに、ほら、この数値でしょ、女性ホルモンないのと同じなんだもん。

そりゃ眠れないとか、イライラするとか、色んな症状が出てくるはずよ。だって、女性ホルモンないから。

 

思ってもいなかった内容のお話で、なんか「無」というのが一番ぴったりくるような感じでした。

先生はその後、British Menopause Society というウェブサイトを読んで色々自分で理解を深めなさい、とメモ書きをしてくれて、検査結果と、腕の内側などにつける、ホルモン補充のジェル状の塗り薬の処方をしてくれて、終了でした。

 

 ああ、そっか。。

待合に戻り、「無」のまま、座って会計書類を待っていました。

「無」なんだけど、胸がぞわっとするような変な感覚。

いつもの流れで、特に用もないけど、とりあえず携帯を開いたら、メッセージが1件。

知り合いの日本人女性から。久しぶりのご連絡でした。

30代前半かなという若いご夫婦で小さなお子さんが2人。

ご夫婦そろってスタイリッシュで穏やかで、羨ましくなるようなご家族。家族ぐるみでお付き合いがありました。

メッセージを開けたら、第3子のご懐妊のニュースでした。

この瞬間、「無」が崩れ去り、衝撃という以外に言いようのない思いに襲われました。

浮かんだ言葉は、ああ、そっか、、、、。

色々な思いのこもった、ああ、そっか、でした。

 

お祝いのメッセージで返信し、一通り会話が終わったところでちょうど会計書類が出来て呼ばれて、その場を去りました。

 

帰宅して、夫にはまず、お友達の第3子妊娠というおめでたいニュースをシェア。

何月に生まれるの、どこで出産するの、というような会話の途中で、実は、このメッセージをもらった時、自分の血液検査の結果をもらった直後でぼーっとしてた時で、受け取った瞬間、衝撃が走って、ああ、そっか、私は、って思って、、、と話したら、抑えてたものがこみ上げてきて、もうダメでした悲しい

 

 

人生の新しいステージ。第2章。

次の世代にバトンタッチ。

素敵な歳の重ね方。エイジングを楽しむ!

・・・

 

などなど、色々とポジティブな表現があったり、その言葉そのままに前向きな人を見ると、すごいなーと心底感心します。

私は、、正直そういうポジティブ思考に到達するには、時間がかかるタイプです。

この件をこうして文字にして言葉にするのにも1年以上かかり💦、夫以外には誰にもまだ話せていません。

(敢えて告白宣言する話ではないんでしょうけど💦)

友達とそういう話にもしもなったら、多分話せるんだと思うけど、そういう機会がまだ来ていない。

でも、まだエイジングを楽しんだり、人生の第2幕万歳!というような気持には全然届いておらず、ただただもがいているけれど、とりあえず、「ああ、そっか」。このつぶやきが、あの時のものとは少し違うニュアンスにはなりました。

、、、たったそれだけの変化!?って感じかもしれませんが泣き笑い

これを1年後に読んだ時は、どんな風に感じるでしょうか。

 

最後に1つ。

これから同じ内容で婦人科で検査受けようかな、と考えている方がもしもいたら。

ゴージャスな美しい若い女医さん、、じゃない方が良いかも笑い泣き 同年代や一回りくらい上の世代の女医さんが良かったなー、と私は思いました!

 

 

読んでくださってありがとうございました照れ

 

 

海外生活約17年の会社員。

現在家族5人で東南アジア在住。

体調の悩みも増えてきた

団塊ジュニア世代です。