今更ながら私にとって1レバーは4足分(パッティング12m相当)であることがわかった。45°の1レバーの飛距離を25ydで計算している。スカイトラックで測ってみるとキャリー12yd、トータル13ydなので、1:1比率で考えると納得できる。

ウェッジ4兄弟の1レバーのキャリーを同一と定義すると以下のようになる。


45° キャリー12yd+12yd→25yd

50° キャリー12yd+6yd→20yd

54° キャリー12yd+4yd→17.5yd

58° キャリー12yd+3yd→15yd


これらの1レバーの飛距離は私がラベルを作ってシャフトに貼ってあるものと同じである。スコット・サケット氏のピッチ&ランの比率をウエッジに置き換えただけである。ではアイアンを用いるとどうなるかを以下に説明する。


【45° ピッチ1:ラン1の法則】

最小ピッチ2yd+2yd→4yd

12mピッチ…6yd+6yd→12yd


【9I ピッチ1:ラン2の法則】

最小ピッチ2yd+4yd→6yd

12mピッチ… 6yd+12yd→18yd


【8I ピッチ1:ラン3の法則】

最小ピッチ2yd+6yd→8yd

12mピッチ… 6yd+18yd→24yd


【7I ピッチ1:ラン4の法則】

最小ピッチ2yd+8yd→10yd

12mピッチ…6yd+24yd→30yd


ピッチ&ランを用いる方に「◯Iをパターのように短く」とアドバイスされるが、どのクラブにおいても30yd以内までが限界だと思われる。ピンまで30yd以上あればウェッジのハーフショットを使うからだ。さらに物理的な観点からして12m分のエネルギーで6ydのキャリーが最大値だと思われる。「最大キャリー」はそれぞれの番手におけるハーフスイングの内訳である。これもフェアウェイの花道を転がる場合の最大飛距離である。

私は計算が面倒なため、「7Iの12mピッチは30yd」を覚え、ワンクラブ下がるごとに6yd引いていく。パッティングとショットの力の掛かり方がY軸から振り下ろされると、2倍程度違うのだろう。

実証していくためには実験を繰り返すしかない。TCGAのAプロに以前「15mまではまっすぐ引きなさい」と言われたことを思い出した。恐るべし実戦の勘。