前回に続きます。ドングリ娘かドングリ太郎か判りませんが、仮に娘として、彼女はすっかり、小さなセルロイド容器の土の中に潜り込んで、生きているのか、死んでいるのかさえ判らなくなりました。

でも、毎朝起きると小さな土の容器を注意深く観察し、土が乾いていれば適度に湿り気を与えたり、牛乳をわずかに垂らしたりもしていたところ、先日の朝、すこし寒くないだろうかと、窓際の日溜まりに容器を移動してしばらく観察していると、

やがて土の表面の一部が僅かに動き始め、茶色の可愛い頭がチョロッと覗きました(^^; そして一生懸命登ろうとしてます。それからの動きがまた可愛いのです。まず、お日様に向かって懸命に伸び上がり、茶色い頭を振り振り、拝むようなポーズをするのです(^^;

そして、コロリッと転げたり、お腹を見せたり、ボールのように丸まったり、また土の中に潜ったり、トンネルを掘ったり、出てきたり、大喜びの様子です。ひとしきり大はしゃぎした後、やっと満足したように、また土の中に戻って行きました(^^;