この記事は今年1月18日に作成しました。


--- 去年の10月頃、いつものように

古墳公園を散歩していると、道ばた

にツヤツヤと光っている、真ん丸な

ドングリが目に入りました。

ぼくは、こういう自然の造物が好き

なので、思わず拾い上げ、ポケット

に入れて持ち帰り、綺麗な小石と

一緒にセルロイド容器に入れて

いました。


それがなんと、こないだその容器の

中に、入れた覚えのない小さな

大豆マメの様なものが入っている

ではありませんか。不思議だな?

と思い良く観察すると、大豆色の

小さな芋虫が、ダンゴ虫のように

丸まっているとしか見えません。


そして、傍のドングリの中央には

小さな丸い穴が空いています。明ら

かにドングリの中から出てきたと

思われます。突っついてみても動き

ません。でも、もしかすると冬眠

状態かとも思い、2,3日そのままに

しておきました。そして今日再び

暖かい窓際の日の当たるところに

移動して、じっくり観察していると、

おぉ、わずかに動き始めました!

生きていたのです(^_^)v 


興味を持ち、ネットでドングリ&虫

で検索してみました。するといくつ

もヒットしました。この幼虫はどうも

シギゾウムシという昆虫のようです。

何故、穴の空いていない綺麗なドン

グリから出てきたのかが疑問でした

が、それはまだドングリが青く柔ら

かいうちに、そのシギゾウムシの長

い口吻で突き刺し、卵を産み付ける

からだそうです!


とにかく、このままでは乾いて死ん

でしまうので、別の容器に庭の土を

入れてその上に置いてやると、喜ん

で(?)動き始め、やがて頭から潜っ

て行きました。首尾良くサナギにな

ってくれれば、今年の8月頃には羽化

してくれるかもしれません。こう云

うのも他生の縁というのですかね?