宝物への物語 -4ページ目

宝物への物語

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真夜中
真夜中
闇の中。。

霧雨待って歩き出す
願いの森へ
魔の森へ
アタシは1人歩き出す。。

腰で揺らせた黒い髪
紅いヒールに
紅いワンピース
コバルトブルーの蝙蝠傘
首輪の御色は深緑。。
狐の御面で貌隠し
抜き足
差し足
綱渡り。。
艶を晒して色狂い
夜明けの晩は果てへの穴さ

湿り気帯びた絶縁気候
眉を顰めて笑ってみせて
仮面の下から口笛曝す。。

風吹け
風吹け
妖樹の森へ。。
此の身とコノ夜と
見えない明日の
愛おしさと憎しみを
喰らって育つ華が咲き
此の魂と引き換えに
願いを叶える
妖樹の森へ。。

風吹け
風吹け
渦を巻け。。

狐をハズシタその目元
銀の瞳に
薄蒼シャドウ
血色染め抜く紅い唇
爪の滑りはビリジアン
人知を超えた歪な影で
抜き足
差し足
逆さ吊り。。
愛を煮詰めて婀娜華狂い
後ろの正面罪の海

逃すモノかと想いを焼いて
遠く消え去る影に怯えて
紅い思念は吹雪のヨウニ
狂樹の森へ降り積もる

ほら。。
聞こえる。。

妖樹の輪唱。。
木魂に乗せた乱れ咲き

どのこが欲しい?
どのコがいいの?
どの子の。。
何が欲しいんだ?

無垢な白さの明日など要らない
蜷局を巻いた過去などイラナイ

スベテを呑み込み食い尽くす
業に塗れた紅色の。。
夜叉の化身へ此の身を変えた
炎の紅のアタシが欲しい

アタシが欲しい。。