貝殻細工の紅い宝石
深朱紅纏った濡れた唇
緋色の細爪
紫襦袢
網目の腰巻き
斜めに掛けて
纏めた髪には瑪瑙の簪
夜風にたなびく柳の下で
夜鷹を気取って待ち伏せて
しなだれかかった想いの渕で
真っ赤に色づく骨の月
人目を忍んで神を騙して
絡めた小指で数え唄
アナタとアタシの夢のあとさき
からくり仕掛けの恋模様
煙管銜えて揺れ立つ紫煙
片目閉じればコノ世も回る
想いヒトツでコノ世も変わる
縺れ捻れて解けぬ情になれ
華を散らした墨の絵桜
心濡らしは開かずの寝床
賽子振って口づけたなら
二人縺れて溶けた雪になれ
二人絡んで同じ灰になれ
業を纏って燃える華になれ
華になれ。。