午前八時過ぎ、職場の駐車場に車を止め、雑木林に目をやりながら車から降りた。

おっ、

梅雨は明けていないがもうそんな時期か?

そう、

セミが鳴いている。

セミの鳴き声は、雑木林からではなく、
道を挟んだ反対側の住宅街から聞こえてきた。

シャンシャンシャンシャン、

クマゼミだ。


そして、今日、初めて娘が
“いってらっしゃい”の一言を
を最後まで拒んで言わなかった。

六年生になり、この間、赤飯で祝った。

そういう年頃になったのか?