やり直し記者会見で、フジテレビのコンプライアンス推進室があったものの幹部が機能させていなかったことが明らかになった。

任せられる幹部がいない中で新社長が就任あいさつ(報告?)して始まった訳だが、誰が何を根拠に新社長を選任したのか、フジテレビとフジ・メディア・ホールディングスに任せておける幹部がいなかったことが明らかになった以上、少なくともこの点についてはフジサンケイグループのトップである日枝氏が説明し、被害女性、社員、取引先、株主、視聴者に「フジサンケイグループとして、今後の方針、新社長の能力と権限、第三者委員会の調査結果が出るまで被害女性と社員をどう守るのか」を明らかにする責任があるのではないのか。

個別事案にはノータッチらしいが、危機に直面してもなお辞任もせず「個室を出て」矢面に立つこともしないのなら恥を知れと言われるだろう。

傘下のメンバー企業が有能なトップが不在で危機に陥っている場合、グループのトップが責任を持って舵取りをしなければならない。

しかし、後任者が育たなかったのか、有能な後進を排除してきたから長期政権を築けたのかいずれにしても日枝氏の責任は免れないだろう。

自身の無能を認めてもなお子分たちが庇っていることが後者である事を証明しているように見えてしまう。

辞任しないなら、コンプライアンス推進室を機能させて被害女性の信頼を得、フジテレビをまともなテレビ局にする責任者は日枝氏しかいないだろう。

しかも、第三者委員会に協力しながら干渉しないという極めて高度なミッションを遂行できるのか。

その自信と根拠を表明せずに居座り続けるのは難しいのではないか。