ジニアス | Helldiver's request

Helldiver's request

自称・IQ666の多重人格者ヘル(仮名)の生存報告。あらゆる基準における平均以下、もしくは最低水準の日常を浮き彫りにしてゆきます。

表現をするという行為は、
それが歌であれエレキギターであれ、あるいはダンスであれ、
表現が出来ない人にとっては「自由」そのものに映る。
それが何かしらの「不自由」を表現したものであっても。

表現が出来る人は少なく、
表現が出来ない人の方が圧倒的に多いから
エンターテインメントが成立するのだと思う。

僕たちは日々の生活の中で感じる
言葉にできないもどかしい感情に
ふと耳にした歌の中で答えをみつけたりする。
そして、そんな風に歌える表現者に憧れる。

表現が出来ない僕たちは
カネで買えるモノを所有したり、
法的に許された快楽の範疇で満足するほかない。
それは哀しいことかもしれないが、
表現者の孤独は、それはそれで計り知れない。

ある分野において優れた才能を持つことは
一般性を持たないことに等しい。

僕は僕に似た人と出会える可能性が高いから
きっとそのうち満足のいく日々を送れるだろう。


↓中村一義「光は光」。
 はじめて聴いたとき、僕がずっと聴きたかったのは
 この曲なんだ、って思った。